2021年10月29日 |
ダイセル、メキシコで「酢酸セルロース微粒子」発表 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:ダイセル |
ダイセルは、メキシコで10月18~28 日に オンライン開催された「国際化粧品技術者会連盟(IFSCC)メキシコ中間大会2021(IFSCC Conference 2021)」で新規グレード多孔質酢酸セルロース微粒子(Porous-TS-CA)のポスター発表を行ったと28日発表した。 <発表要旨> ■タイトル:触感が良く吸油量が高い環境にやさしい多孔質粒子 ◇概要 :近年マイクロプラスチックの海洋汚染が問題視され世界的に規制が進み、化粧品分野でもサステナブルな素材が求められている。しかし天然由来の微粒子素材は硬く、感触に課題がある。当社は、天然由来で生分解性のある酢酸セルロースを独自技術で真球にし、サステナブルかつ柔らかい感触の微粒子(TS-CA)の開発に成功し、今大会では、既存品よりもさらに柔らかい真球で多孔質酢酸セルロース微粒子(Porous-TS-CA)を発表した。このセルロース微粒子は油の吸収性が高く、余分な皮脂を吸収することでファンデーションの皮脂崩れ防止性を向上させるなど、機能性の向上が期待できる。今後さらなる感触改良や新たな機能性の開発を進め、人の「美と健康」に貢献する化粧品素材の開発を進める。 ニュースリリース参照 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1635410563.pdf |