2021年11月01日 |
サン・トックス、バイオPPフィルム展開 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:サン・トックス |
ポリオレフィンフィルム専業のサン・トックス(本社:東京都台東区、飯嶋克孝社長)は1日、関東、徳山の全工場で今年10月にISCC(International Sustainability & Carbon Certification)認証を取得したと発表した。これに伴い今後バイオマスPPフィルムの市場展開を本格化する。 取得したのはISCCの第三者認証機関「Control Union Certifications」。認証方式はマスバランス(MB)で、今後同認証に基づくバイオマス原料PP(ポリプロピレン)フィルムを展開する。原料のバイオマスPP は、植物由来ナフサと石油由来のナフサを混合して生産されるが、フィルムとしての品質・安全性は従来製品と変わらない。 今回ISCC 認証を取得したことで、サプライチェーンとしてマスバランス(物質収支)のトレーサビリティが担保され、SD(Sustainability Declaration/持続可能宣言書)の発行が可能となった。同社はこれまでもバイオマスPE(ポリエチレン)を使用した環境配慮型フィルム製品を販売してきた。今回マスバランス方式によるバイオマスPP フィルムを展開することで、さらなる環境配慮型製品の市場拡大につなげる。 世界的に循環経済(サーキュラーエコノミー)への転換が進むなか、同社は環境配慮型製品に対する顧客ニーズ に応え、SDGSの実現に貢献していく方針だ。 【 サン・トックスの会社概要 】 (1) 商号 : サン・トックス株式会社 (2) 事業内容 : プラスチックフィルムの製造販売 (3) 設立年月 : 1992 年2 月 (4) 本社所在地: 東京都台東区上野1 丁目1 番10 号 (5) 代表者 : 飯嶋 克孝(代表取締役社長) (6) 資本金 : 3 億円(レンゴー66%、トクヤマ34%) (7) 従業員 : 400 名 (8) 年商 : 167 億円 ISCC 認証取得に伴うバイオマス PP フィルムの展開について https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1635732244.pdf |