2021年11月05日 |
電通大、熱の流れに量子効果が与える影響 解明 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:科学技術振興機構 |
電気通信大学の田島裕康助教は5日、理化学研究所と共同で、量子的な状態の重ね合わせが熱の流れにどのように影響するかの系統的な規則を理論的に解明したと発表した。 この規則によれば、適切な種類の量子重ね合わせを大量に用意することで、マクロな大きさの、エネルギー損失のない熱の流れを作ることができる。この効果を用いることで、少なくとも理想化されたモデルの上では、発電機・エンジン・冷却器などをはじめとした熱機関の性能が大幅に向上することが分かった。 同研究成果は11月4日付の米国科学雑誌「Physical Review Letters」オンライン版に掲載された。 また「Editor's Suggestion」と、American Physical Societyの「Featured in Physics(Synopsis)」に選ばれた。 ◆電気通信大学 :ホームページ https://www.uec.ac.jp/news/announcement/2021/20211105_3837.html |