2021年11月09日 |
東北大など、下水調査で新型コロナ感染者数予測 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:東北大学 |
東北大学大学院の佐野大輔教授(工学研究科)らの研究グループは8日、山形大学、北海道大学、日水コン(東京都新宿区、間山一典社長)と共同で、都市下水中の新型コロナウイルス調査結果に基づいた新型コロナウイルス感染陽性者数の週間予測に関する検証実験を開始したと発表した。 都市下水中の新型コロナウイルス調査結果をもとに、機械学習(ニューラルネットワーク)を用いて、向こう1週間に発生する新規感染陽性者数の人数を導き出すための予測モデルを構築した。 新型コロナに関する下水調査は世界各地で行われているが、下水調査が新型コロナの流行把握にどのように役立つのかの検証は進んでいない。東北大らの研究グループは今回、過去1年以上の仙台市内における感染陽性報告者数と市内下水処理場に流れてくる下水中新型コロナウイルス調査結果をもとに機械学習(ニューラルネットワーク)を用いて、予測値を導き出した 東北大では、これらの情報を「下水中ノロウイルス濃度情報発信サイト」(https://novinsewage.com/)で公開している。一定条件のもとで、濃度が基準を超過した場合に、メールアドレス登録者にノロウイルス感染症流行警報メールを発信している。 ニュースリリース参照 https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20211108_03web_gesui.pdf |