2021年11月10日 |
新第一塩ビ、来月からPVCキロ50円以上値上げ |
【カテゴリー】:市況 【関連企業・団体】:新第一塩ビ |
新第一塩ビ(本社:東京都港区、西原浩孝社長)は10日、悪化した事業収益を改善するため、汎用・ペースト用など塩化ビニル樹脂の全製品を対象に販売価格を修正すると発表した。 12月1日以降の出荷分から、塩化ビニル樹脂 (汎用品)、ペーストレジンとも1㎏あたり50円以上値上げする。 塩化ビニル樹脂の国内需要は回復基調にあり、アジア・アメリカをはじめとした海外需要も堅調で、海外市況も高値で推移している。 同社は今年に入り2度の価格修正を実施したが、その後もエネルギー需要の増加を背景に原油・原料ナフサ価格の上昇は続き、ユーティリティコストや生産設備のメンテナンス費用、物流費なども増加して、事業環境はさらに厳しくなっている。これまで合理化に全力で取り組んできたが、製品の安定供給体制を維持するためには、採算是正を目的とした価格修正が必須と判断した。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1636527402.pdf |