2021年11月15日
ダイセル、TCFDに賛同、脱炭素化めざす
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:ダイセル

ダイセルは15日、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)提言に賛同し、関連情報の開示につとめると発表した。同社は、長期ビジョンにサステナブル経営方針を掲げ、「中期戦略 Accelerate 2025-2」では、循環型社会の構築に貢献すべく、2050年にカーボンニュートラルの達成を目標に取り組むと表明した。

このため同社は、「ダイセル式生産革新手法」をベースとした「自律型生産システム」による生産プロセスの最適化、クリーンエネルギーの導入および革新的技術の開発によって大幅な GHG 排出量削減を図る。またバイオマスバリューチェーンの構築などを通じて、バリューチェーン全体の脱炭素化をめざす。

今後、グループ各社は TCFD 提言にしたがい、気候変動に関わるリスクと機会およびその財務的影響、GHG 排出量削減や循環型社会構築に向けた取り組みなどの情報を開示する。

<用語の解説>
■TCFD について :Task Force on Climate-related Financial Disclosuresの略。
 G20 の要請を受けた金融安定理事会(FSB)が、気候関連の情報開示および金融機関の対応をどのように行うかを検討するために設立したタスクフォースであり、その最終報告書において、企業に対し気候変動がもたらすリスクと機会およびその財務的影響に関する情報開示を推奨している。


ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1636954786.pdf