2021年11月18日 |
昭和電工、合成樹脂エマルジョンも価格改定 |
【カテゴリー】:市況 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工は18日、合成樹脂エマルジョン「ポリゾール」の販売価格を引き上げると発表した。 12月1日出荷分からエチレン-酢酸ビニル系は1キログラムあたり20円、酢酸ビニル系は同15円値上げする。 「ポリゾール」は、水を媒体に使用しており有機溶剤等を含まないため、環境への負荷が少ない樹脂エマルジョン製品として、住宅建材・建築・繊維・紙加工など広い分野に用途を持っている。だが、これらの製品の主原料であるナフサおよび酢酸等の価格は、原油市況や需給バランスの乱れなどから上昇が続いている。 同社はこれまでも、製造や物流の合理化などコスト削減に努めてきたが、これらの急激な原料高への対応は、自助努力のみでは困難で、引き続き製品の安定供給体制を維持していくためには、価格改定を実施せざるを得ないと判断した。 合成樹脂エマルジョンの価格改定について https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1637203913.pdf |