2021年11月25日

昭和電工、か性ソーダ 1日から20円以上値上げ

【カテゴリー】：市況 【関連企業・団体】：昭和電工

昭和電工は25日、か性ソーダ事業の収益を改善するため価格改定を実施すると発表した。12月1日納入分から固形換算1キログラム当たり20円以上引き上げる。 か性ソーダは紙・パルプや石油化学など、幅広い分野で使用されているが、このところ電力コストの上昇や安全・安定生産のための設備維持費や補修費、輸送費などの上昇から事業環境はさらに厳しくなっている。一方、需要は堅調で、アジア地域では需給がひっ迫状況にある。今後安定した生産と供給を維持していくためには、コスト上昇分の一部を引き上げざるを得ないと判断した。なお、か性ソーダの値上げは東ソー、トクヤマなども表明している。