2021年11月30日
経産省・10月鉱工業生産指数、化学はマイナス
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:経済産業省

 経済産業省が30日発表した10月の鉱工業生産指数速報(2015年=100、季節調整済み)によると、生産は前月比1.1%の上昇、出荷は2.0%の上昇だった。在庫は0.8%の上昇、在庫率は横ばいだった。生産、出荷の前月比プラスは4カ月ぶり。生産予測調査は11月が前月比9.0%の上昇、12月は2.1%の上昇だった。
 基調判断は「総じてみれば、生産は足踏みをしている」を据え置いた。

 業種別に見ると、全15業種のうち生産が上昇した業種は自動車、生産用機械、電気・情報通信機械など8業種、化学、非鉄金属、電子部品・デバイス工業など6業種は低下、パルプ・紙・紙加工品工業は横ばいだった。
 
 化学工業は回復が遅く、10月の指数(除、医薬品)は、生産が前月比▲2.9%の97.1、出荷0.2%の94.3、在庫は2.4%の111.5、在庫率は3.2%上昇の109.3%となった。