2021年12月06日 | |
デンカ・青海工場 100周年“企業文化”拠点に | |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:デンカ |
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デンカの主力工場である青海工場(新潟県糸魚川市)が、1921年(大正10年)の操業開始から今年12月に100周年を迎えた。 工場は、隣接する黒姫山の石灰石や、自家発電電力などの資源を有効に活かして、カーバイドの製造からスタートした。独自のカーバイドチェーンにより、石灰窒素肥料、セメント・特殊混和材などの無機化学品から特殊合成ゴムのクロロプレン、高分子ヒアルロン酸製剤、最近では富士フィルムの新型コロナ感染症薬「アビガン」の原料(マロン酸ジエチル)など、歴史のある古い化学製品から最新の医薬品原料まで展開し、同社の主力工場としての基盤を固めてきた。 また、2018年には工場部門間の一体的・機能的な運営や地域との相互交流の中枢(ハブ)として、新総合事務所「Omi Innovation Hub(オーミ イノベーション ハブ)」を竣工、“企業文化”発信の拠点ともなっている。 青海工場では今年1月には新たな自家水力発電所である新青海川発電所の送電を開始した。現在は合計16カ所、約17 万世帯の電力分に相当する最大出力力12.6 万kW(国内製造業では第2位)の発電能力を有している。来年4月には新姫川第六発電所が送電開始を予定するなど、クリーンエネルギーの利用拡大に一役買っている。 ■青海工場の概要 ・所在地 :新潟県糸魚川市大字青海 2209 番地 ・主要製品:クロロプレンゴム、ポバール、カーバイド、石灰窒素肥料、アルミナ繊維、セメント、特殊混和材、高分子ヒアルロン酸製剤、超高純度モノシランガス など。 ・従業員数:約1000名。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1638757248.pdf |