2021年12月08日 |
富士フィルム、オランダの培地新工場が稼働 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:富士フイルム |
富士フイルムは8日、バイオ医薬品の需要増に対応するため、細胞培養に必要な培地の新工場が同日稼働を開始したと発表した。同社の欧州拠点であるFUJIFILM Manufacturing Europe B.V.(オランダ)がcGMPに準拠した最新鋭工場を建設、完成した。 培地は、バイオ医薬品や再生医療製品などの研究開発・製造をしていく上で必要不可欠。現在、抗体医薬品・ワクチンなどのバイオ医薬品の需要拡大に伴い、培地市場は年率10%以上の成長が見込まれている。 今回完成した工場は、cGMPに準拠した培地の最新鋭工場で、動物由来成分を含まないカスタム培地など高品質・高機能な培地を生産することができる。北米に次ぐバイオ医薬品製造企業の集積地である欧州の培地需要に応えていく方針だ。また将来は培地だけでなく、バッファーや滅菌注射用水も生産し、顧客の創薬・医薬品製造に必要な製品の充実と迅速提供を図っていく考えだ。 <用語の解説> ◆cGMPとは :current Good Manufacturing Practiceの略。米国FDA(食品医薬品局)が定めた医薬品および医薬部外品の最新の製造管理および品質管理規則のこと。 <ニュースリリース参照> 欧州で培地の新工場を稼働 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1638952083.pdf Fujifilm Kicks Off Operations at its New, State-of-the-Art・・・ https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1638952083.pdf |