2021年12月10日 |
住友化学、ノルウェー・ヤラ社とアンモニアで提携 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:住友化学 |
住友化学は10日、世界最大のアンモニア製造会社であるノルウェーのヤラ・インターナショナル社と、クリーンアンモニアの活用推進に向けた検討を行うことで合意したと発表した。 アンモニアは現在、世界で約2億トン生産され、約8割が肥料、残りの約2割はアクリロニトリルやカプロラクタムなどの原料として使用されている。カーボンニュートラルへの動きが世界的に高まる中、アンモニアは、燃焼しても温室効果ガス(GHG)を排出しないため、火力発電の燃料や水素を貯蓄・輸送するための手段として注目されている。 住友化学は、18年10月に総合化学企業として世界で初めてScience Based Targets(SBT)イニシアチブによる認定を取得した。その中で、GHG排出量を30年度までに13年度比30%の削減目標を掲げ実施してきた。現在、さらなる目標の上積みを検討中だ。 <用語の解説> ◆ Science Based Targets(SBT) :パリ協定を実現するため、企業が気候科学に基づき設定した高水準なGHG削減目標 <ヤラ・インターナショナル社の概要> ・会社名 Yara International ASA ・本社所在地 ノルウェー オスロ ・設立 2004年 ・社長 Svein Tore Holsether ・売上 116 億米ドル (2020年度) ・事業内容 窒素肥料製造、アンモニア製造 ・アンモニア生産量 約850万トン/年 ・HP https://www.yara.com/ ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1639102122.pdf |