2021年12月14日 |
三井化、大阪工場にバイオマス ナフサタンカー入港 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:三井化学 |
三井化学は14日、大阪工場(大阪府高石市)にバイオマスナフサ3000トンを積載したタンカーが到着し、エチレンクラッカーへの投入を開始したと発表した。バイオマスナフサの荷揚げおよびクラッカー原料としての採用は日本では初めて。 三井化学はカーボンニュートラル社会の実現につながる取り組みとして、プラスチックのバイオマス化を進めていく方針だ。今後、同工場のエチレンクラッカーから誘導品へ展開し、ISCC認証に基づいたマスバランス方式で各種プラスチック・化学品の割り当てバイオマス認証を付与した製品として出荷していく予定だ。 三井化学は現在、サーキュラーエコノミー( 循環型経済 )の実現に向けて、化学品・プラスチックのリサイクルとバイオマス化の両輪を積極推進している。バイオマス化は地球温暖化対策に貢献するところから、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて重要な戦略課題ととらえている。 Neste社は植物油廃棄物や残渣油などを原料にバイオマスナフサを製造している。 三井化学は引き続きバイオマスナフサの本格導入を進め、着実にバイオマスの社会実装を推進していく考えだ。 <用語の解説> ■ISCC認証とは :持続可能なバイオマス資源とバイオエネルギーの促進を目指す国際的な認証制度で、原料から商品製造までのトレーサビリティを担保しているのが特長。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1639449223.pdf |