2021年12月15日 |
積水化、5G向け透明柔軟な電波反射フィルム開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:積水化学工業 |
積水化学工業の高機能プラスチックスカンパニー(プレジデント:清水郁輔氏)は15日、独自のフィルム、光学粘着材技術と Meta Materials Inc.(本社:カナダ)のメタマテリアル技術を活用し、5G通信向けの透明フレキシブル電波反射フィルムを開発したと発表した。 電波環境評価に関しては、米国・DOCOMO Innovations, Inc.の協力で検証を進め、5G から6G までの周波数帯域をカバーし、従来にはない高い透明性・電波拡散性をあわせせ持ったフィルムであることを確認した。 透明性に優れ、フレキシブル、軽量、電源レスなどの特徴を活かして今後はオフィス、工場、ショッピングモールなどのほか、医療・介護施設、各種競技場、農場・畜産場、スマートシティー、地下街、鉄道・道路インフラ分野などに向け展開する。また救急、工事現場やキャンプ等の一時的・緊急的な用途への対応も含め、用途開拓を進める。2022 年度からサンプル販売を開始する予定、2026年度に売上高60億円を目指す。 ニュースリリース参照 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1639544378.pdf |