2021年12月16日 |
宇部興産、核酸医薬品で阪大発バイオVBに出資 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:宇部興産 |
宇部興産は16日、新規核酸医薬品の事業化をめざす阪大発バイオベンチャー、ルクサナバイオテク(本社:大阪府吹田市、佐藤秀昭社長)への出資を決めたと発表した。第三者割当増資を引き受ける。 ルクサナバイオテクは2017年、大阪大学大学院薬学研究科・小比賀聡教授の人工修飾核酸に関する研究成果を社会実装する目的で設立された。現在資本金3.88億円。 ルクサナバイオテクは、人工修飾核酸技術のモノマー群(核酸合成物を構成する部品素材)と、これらのモノマー群を核酸合成物に設計する配列デザインノウハウをコア技術としている。これらの技術をもとに、核酸医薬品を開発する製薬メーカーとの共同創薬や、ライセンス提供により、新たな治療方法を創出していくのが目的。 宇部興産は、新規核酸医薬品の創薬ニーズに対するルクサナバイオテクの取り組みに賛同し、出資を決めた。ルクサナバイオテクの創薬力に加えて、宇部興産がゆうする低分子医薬品原薬受託製造における有機合成・プロセス開発力、生産・品質管理力、承認申請力などのシナジーを最大限に活用し、今後需要が高まるとされる核酸医薬品の開発推進に取り組む。 ▽関連ファイル ルクサナバイオテク URL :https://luxnabiotech.co.jp/ <用語の解説> ■人工修飾核酸とは :天然の核酸(DNA、RNA)に化学修飾を加えることで物性を変化させ、天然の核酸にはない人工的な機能を有した核酸。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1639627534.pdf |