2022年01月12日 |
東大、AIで「医療画像」と「診断情報」を統合 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:東京大学 |
東京大学医学部附属病院 検査部の佐藤雅哉 講師、矢冨裕 教授らのグループはこのほど、画像と数値など異なる種類のデータを同時に学習できるマルチモーダル深層学習の技術を用いて、超音波画像に診療情報を統合する新しい肝腫瘤の疾患画像判別モデルを開発したと発表した。AI技術を用いて画像判別モデルを開発した。 これまで、肝腫瘤の診断のために、肝臓の超音波画像にマルチモーダル深層学習によって他の情報を統合させたという報告はなかった。これにより、画像のみを用いた従来の人工知能 (AI)モデルに比べて飛躍的に診断能を向上させることが可能となった。 マルチモーダル深層学習による画像と診療情報の統合は、医療のさまざまな分野に応用が可能であり、他分野への応用も期待できる。 本研究結果は22年1月7日に学術誌「 Journal of Gastroenterology and Hepatology 」に発表された。 ニュースリリース参照 https://www.h.u-tokyo.ac.jp/press/__icsFiles/afieldfile/2022/01/07/release_20220107.pdf |