2022年01月28日
三井化学など6社、空中ディスプレイ技術の実証開始
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:三井化学

 三井化学は28日、非接触の空中ディスプレイ技術を採用した、キャッシュレスセルフレジ「デジ POS」の実証実験を都内のセブン-イレブン6店舗で2月1日から順次開始すると発表した。
 
 同実験にはほかにディスプレイ用プレートを開発するアスカネット(広島市)、モジュール開発を担う神田工業(姫路市)、システム設置の東芝テック、三井物産プラスチックの計6社が参加し共同実施中だ。
 
 空中ディスプレイは、最近ホテルやオフィス等で使用されているが、POSレジに採用するのは世界初となる。レジ画面を空中に結像し、空中に浮かんだ映像をタッチパネルと同様に操作する。レジカウンターの省スペース化やn非接触による安全・安心の提供が可能になる。

 空中ディスプレイとは、空中に浮かんだ映像を手で触れることなく、タッチパネル操作可能なディスプレイのことで(1)ディスプレイ(2)光学素子(3)センサーの各モジュールで構成されており、今回の実証で、レジ画面を空中に結像し、空中に浮かんだ映像をタッチパネルと同様に操作できることを確認した。

 三井化学はこれらグループの中で、空中ディスプレイ用プレートに使用する接着剤「ストラクトボンド」の開発・製造・ 販売および POS レジ用空中ディスプレイモジュールの共同開発・企画リーディング・ 技術サポートなどの役割を担っている。


ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1643331157.pdf