2022年02月07日 |
東北大、コロナ患者搬送車内の気流を可視化 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:東北大学 |
東北大学 流体科学研究所は、COVID-19陽性者(新型コロナ患者)搬送車のドライバーを仕切り壁でウイルスから守れるかを検証するために、車内の気流を可視化したと、その結果を発表した。 エアコンの外気導入を使用した与圧の効果で、後部座席(陽性者座席)からの気流の流れ込みを完全にシャットアウトしていることを確認した。またドライバー側で窓開け換気をすると、与圧効果を減少させ危険が増すことを確認した。 COVID-19陽性者搬送用車両内には仕切り壁が設置してあり、しかもエアコンによってドライバー側は与圧されているため、感染リスクは低いと考えられる。しかし、実際の車内の気流を可視化したことがないため、どのようになるのかは不明だった。 そこで、気流を可視化することにより車内の気流状態を把握し、自治体が運用するドライバー向けの移送運行業務のマニュアル/動画コンテンツ作成に反映した。 今回、仙台市保健所の依頼により、東北大学川内萩ホールでの気流可視化の実績から、東北大学 流体科学研究所の太田信教授、高奈秀匡准教授らが実施した。 東北大学ホームページ : https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20220203_01web_airflow.pdf |