2022年02月07日
住化、LNG発電にトランジション・ローン 初選定
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:住友化学

 住友化学は7日、温室効果ガス(GHG)排出削減に向けた LNG 発電設備の建設費用を資金使途としたトランジション・ローンについて、経済産業省が推進する「令和3年度 クライメート・トランジション・ファイナンスモデル事業」に住友共同電力とともに選定されたと発表した。化学分野のモデル事例として初めて選定された。

 トランジション・ローンとは、企業の脱炭素に向けた移行の取り組み(クライメート・トランジション)に対して、効率的に資金供給を促進し、2050年のカーボンニュートラル(CN)な社会の実現に寄与するための融資枠組みのこと。
 経産省は、2021年5月、金融庁および環境省とともに、事業会社が「トランジション・ボンド/ローン」により資金調達が得られるよう基本指針を策定した。
 
 住友化学は、昨年12月、50 年 CN 実現に向けたグランドデザインをまとめた。今回、化学分野のモデル事例に選定されたトランジション・ローンは、同社が千葉工場(千葉県市原市)および住友共同電力が住化愛媛工場(新居浜市)構内で建設を進めるそれぞれの LNG 発電設備にかかる費用を資金使途としている。

ニュースリリース
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