2022年02月08日
三井化、産業用メルトブローン不織布 1.3倍に増強
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三井化学

 三井化学は8日、産業材料向け不織布需要の拡大に対応するため、100%子会社のサンレックス工業(三重県四日市市、川人 光一郎社長)で、メルトブローン不織布製造設備を増設すると発表した。同社グループのメルトブローン不織布の生産能力は 1.3 倍となる。

 三井化学は、新長期計画( VISION 2030 )の中で、不織布事業をライフ&ヘルスケアソリューション分野の成長事業の一つと位置付けている。従来の紙おむつ等の衛生材料向けに加え、産業材料向けに、油吸着材、自動車シート用構成材や土木資材、フィルター用構成材やマスク用構成材等、高品質な不織布の供給に注力していく方針だ。特に、メルトブローン不織布の極細繊維銘柄「シンテックス nano」は、より高機能な精密フィルター用途等への使用が見込まれている。