2022年02月28日 |
化学工業の生産指数2.7%増 98.3に回復 |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経済産業省が28日発表した1月の鉱工業生産・出荷指数速報(2015年=100、季節調整済み)は、生産が前月比1.3%低下の95.2だった。マイナスは2カ月連続。出荷は1.8%低下の93.7で4カ月ぶりの低下となった。基調判断は「持ち直しの動きがみられる」に据え置いた。 経済活動は新型コロナの影響による停滞からは回復傾向にあるが、自動車や関連部品の生産減少が全体を押し下げた。オミクロン株の流行で工場や取引先の従業員が感染して操業が一時停止したことや、半導体などの海外からの供給が滞ったことが響いた。 全15業種のうち自動車や無機・有機化学、プラスチック製品工業など5業種が低下。海外向けが伸びた電子部品・デバイスや生産用機械、化学工業(徐、無機・有機化学工業)など10業種は上昇した。 化学工業の指数は生産98.3(前月比2.7%増)、出荷91.7(同3.1%減)、在庫111.6(同1.9%増)だった。生産はマイナスとはいえ、10月以降順次上昇し、回復傾向にあることを示している。 ニュースリリース参照 https://www.meti.go.jp/statistics/tyo/iip/result/pdf/press/b2015_202201sj.pdf#page=42 |