2022年03月02日
積化成、植物由来「テクポリマー」バイオマス認定
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:積水化成品工業

積水化成品工業は2日、同社の植物由来原料を使用したポリマー微粒子「テクポリマー BIO EF-C シリーズ」が、バイオマスマーク認証を取得したと発表した。

「テクポリマー」は、独自の重合技術によるポリマー微粒子で、塗料のつや消し剤や液晶ディスプレイの光拡散剤、化粧品の添加剤など、さまざまな分野で使用されている。今回、サステナビリティに対する取り組みの一環として、植物由来グレード「テクポリマー BIO EF-C シリーズ」がバイオマス認証を取得した。

バイオマス度が40%と高く、耐溶剤性や耐久性に優れるほか、粒子径などのカスタマイズ対応も可能。ソフトな触感や復元性を持つ軟質粒子で、つや消しに加えて塗料の触感改良にも使用できるなどの特徴を有している。

今後は、自動車内装材の塗料用途や照明カバーの光拡散剤などを中心にさらに市場を広げていく方針、「テクポリマー」全体で、2025年度70億円の売り上げを見込む。


ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1646187496.pdf