2022年03月02日
新居浜LNG、試運転完了 脱炭素へガス供給開始
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:住友化学

 住友化学が東京ガスエンジニアリング、四国電力など5社と共同運営する「新居浜LNG基地」がこのほど試運転を終え、工場構内にガスの供給を開始した。近隣地区の産業向けガス供給も近く開始の予定だと2日、住友化学が発表した。
 
 「新居浜LNG基地」は、東京ガスエンジニアリングソリューションズ、住友化学、四国電力、住友共同電力、四国ガスの5社の共同出資会社。脱炭素化につながる次世代エネルギー資源として期待されているLNGの供給拠点として、基地機能の役割りを担う。

 住友化学は、愛媛工場で使用する原燃料を順次LNGへ転換する。また、住友共同電力は建設中の新居浜北火力発電の燃料としてこのLNGを利用する。これらにより将来的に年間65万トンの CO2排出量削減を見込んでいる。

 新居浜LNGおよび共同出資各社は、環境に優しい天然ガスの普及・拡大や、安定的かつ効率的なエネルギー利用を通じて、四国エリアのカーボンニュートラル推進に貢献していく方針だ。

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1646197770.pdf