2022年03月07日
AGC、ロシア・ウクライナ/影響は欧州事業の10%
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:AGC

 ロシアで建築用・自動車用ガラス事業を展開しているAGCは7日、現下のロシア・ウクライナ情勢をめぐる同事業への影響について「欧州事業全体に占めるロシアの割合は、売上高で10%弱。ロシアで生産する製品はロシア国内で販売しているため、現時点で(西側諸国の)経済制裁による影響は発現していないが、事態は注視しており、引き続き適切な判断を行って行く考えだ」と発表した。

同社は、現状について「状況を深く憂慮し、深刻に受け止めている。早期に平和的解決に向かうことを願っている」としたあと、同社グループへの影響について、「欧州事業に占めるロシアの割合は売上高で10%弱、従業員数で10%強」と説明した。

◇売上高(2021年度) AGC:16,974 億円 うち欧州:3,980 億円 (うちロシア:10%弱)
◇営業利益  2,062 億円 うち欧州 375 億円
◇従業員数  55,999 人 うち欧州 16,975 人 (うちロシア 10%強)

■現時点での影響について
 ロシアで生産する建築用・自動車用ガラス製品は、主にロシア国内で販売している。このため、現時点で経済制裁などによる影響は発現していない。 ただ、製造工程で燃料として天然ガスを使用しており、天然ガス価格の高騰が続いた場合、収益面で影響を受ける可能性がある。 今後、業績に大きな影響が見込まれる場合は速やかに公表する。
  
ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1646616566.pdf