2022年03月08日
三井化学、核酸事業展開へ ナティアスに出資
【カテゴリー】:行政/団体
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 三井化学は8日、核酸API の液相合成技術を保有するスタートアップ企業、ナティアス(本社:神戸市中央区、片岡 正典社長)との業務提携を推進するため、2月21日付で同社への出資を行ったと発表した。

 同社は、2021年6月に策定した長期経営計画「VISION 2030」の中でライフ&ヘルスケア事業を経営戦略の柱の1つに掲げ、将来のあり方として、素材提供にとどまらず、サービス等の要素も組み合わせて社会課題を解決する「ソリューション型ビジネスモデル」を目指すとしてきた。
 
 「ライフ&ヘルスケアソリューション」事業は、いのちと健康、豊かな暮らしに貢献するソリューション提供を第一の目標とし、ファインケミカル技術を基盤とした新製品・新技術の創出と、M&A・社外提携による新規参入領域の事業基盤獲得を目指している。

 今回の出資により、核酸 API を高品質かつ大量に製造可能とするナティアス社の液相合成技術、独自の核酸中間体Blockmerと、当社が得意とする酵素技術、精密有機合成技術を最大限に活用し、早期に核酸原料・中間体製造事業及び核酸医薬 CDMO 事業を立ち上げ、医薬関連領域に関わるステークホルダーへのソリューション提供を目指す。
 
■ナティアス 会社概要
・会社名 :株式会社ナティアス
・代表者 :代表取締役 片岡 正典
・設立  :2015 年10 月2 日
・所在地 :兵庫県神戸市中央区港島南町5-5-2
・事業内容:核酸API および API 製造用原料の製造・販売
・会社HP::https://www.natias.co.jp

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1646713968.pdf