2022年03月15日 |
旭化成、農研機構とスマートフードチェーン構築へ |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:旭化成 |
旭化成は15日、( 国研 )農業・食品産業技術総合研究機構(本部:つくば市、久間和生理事長)と、スマートフードチェーンの構築を目指して、2019年1月から共同研究に取り組んできたが、4月にはその成果として、大手物流業者と連携し、青果輸送に取り組むことになったと発表した。これまで把握することが困難だった青果物の輸送・保管条件を可視化し、データに基づき流通を最適化することで青果物の鮮度保持による「フードロスの削減」と輸送・保管の最適化による物流チェーンの構築による「環境負荷の軽減」に貢献する。 青果物は、収穫後も自らの栄養成分を消耗しながら生命を維持している。今回研究では、農研機構の持つ植物生理学の知見による青果物の劣化機構の解明や、それに基づく実証実験によりさまざまな青果物の品質保持条件(温度・湿度・ガス組成・菌数など)を明らかにした。最適な輸送・保管環境の指標をつくり、消費までの劣化を減らすことでフードロスの削減に貢献することを目指す。 ニュースリリース参照 https://www.asahi-kasei.com/jp/news/2021/ze220315.html |