2022年03月16日
三井化学、フルステム社と高機能不織布 共同開発へ
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三井化学

 三井化学は16日、再生医療ベンチャーのフルステム(沖縄県那覇市、千葉俊明社長)と、幹細胞の高密度大量培養に向けた高機能不織布の共同開発に着手したと発表した。

 フルステム社が開発した幹細胞高密度大量培養装置「Achieva-CS」は、幹細胞培養の足場材として不織布を用いることで幹細胞の大量培養を実現している。

 両社は、三井化学がもつ高分子材料や不織布成形についての知見と、フルステム社が有する幹細胞の高密度大量培養技術・装置の知見を融合し、次世代の幹細胞大量培養プラットフォーム技術を共同で開発し、再生医療の発展に貢献することにした。
 
 なお、フルステム社は3月19日開催の第21回日本再生医療学会総会で、同社の高密度大量培養の取組みについて発表する。

◆フルステム社について : http://fullstem.jp/index.html
 フルステム社は幹細胞の大量培養技術を専門とする、再生医療関連のバイオベンチャー。脳外科医で再生医療認定医の千葉俊明氏が 2016年8月に設立した。独自技術の高密度三次元大量培養法と回収法を実装した幹細胞高密度大量培養装置「Achieva-CS」を開発し「誰にも安全で使いやすく」をコンセプトに幹細胞大量培養技術の実用化を目指している。2018年の「第5回バイオテックグランプリ」で、三井化学賞を受賞。


三井化学(4183)、フルステム社と幹細胞高密度大量培養に使用する高機能不織布の共同開発を開始
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1647396673.pdf

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