2022年03月16日 |
ダイセル、機能性食材エクオールで日本農芸化学会賞 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:ダイセル |
ダイセルは16日、嫌気性発酵技術による健康食品素材の製造工程で、発酵槽に供給せずに効率よく安全にエクオール等の機能性腸内代謝物素材の製造を可能にする方法を確立したと発表した。日本農芸化学会22年度大会で発表しトピックス賞を受賞した。 機能性健康食品成分の中には、そのまま吸収されて機能を発揮するのではなく、腸内細菌による代謝を受けることで機能性の高い成分に変化するものがある。同社はこれまでの知見と技術により、人の腸内で起こる代謝を工業的に再現し、機能性性食材として活用できる腸内代謝物素材を開発してきた。 発酵生産に水素ガスを使用することは安全管理および設備上の課題があったが、今回開発した共培養システムを利用することで、水素ガスを使用せず一般的な発酵設備で工業生産が可能となる。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1647413055.pdf |