2022年03月23日
三井化学、合成パルプ製品 4月から価格改定
【カテゴリー】:市況
【関連企業・団体】:三井化学

 三井化学は23日、合成パルプ製品(SWP)の事業収益を改善するため、4月から価格改定を行うと発表した。足元のナフサ価格を反映した価格フォーミュラに基づく改定を実施する。

国産ナフサの価格高騰が継続する中で、ロシアのウクライナ軍事侵攻により、世界的にエネルギー需給に緊迫感が高まっている。原油や国産ナフサ価格は急騰しはじめている。これを受け、合成パルプ製品の主原料であるポリプロピレン・ポリエチレンの樹脂価格および用役費、物流費等も高騰が継続しており、今後も高水準での推移が見込まれている。

こうした厳しい環境下で、これまであらゆるコスト削減に取り組んできたが、すでに自助努力だけで吸収できる範囲を超えているため、今後の安定供給継続のためにも価格改定せざるを得ないとの判断になった。


ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1648005606.pdf