2022年03月28日
伊藤忠、仏・大型水素インフラ投資ファンドへ出資
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:伊藤忠商事

 伊藤忠商事は28日、同社が100%保有する特別目的会社(SPC)を通じて、世界初の大型クリーン水素インフラ投資ファンドである仏・Clean H2 Infra Fund. S.L.P.の株式を取得したと発表した。
 
 同時に、東京センチュリー(本社:東京都千代田区、野上誠社長)との間で、同社へのSPC株式の第三者割当増資に関して合意し、当局の認可を取得しだい、共同で本ファンドの株式を保有する。SPC増資実行後の出資比率は伊藤忠50%、東京センチュリー50%。SPCは2千万ユーロを上限に同ファンドに出資の予定だ。

 同ファンドは、2021年10月に、ガス国際メジャーの一角であるエア・リキード(仏)、欧州を代表する総合エネルギー企業であるTotal Energies(仏)、インフラ運営・建設で世界第3位のVINCI(仏)の主導で設立された。日本からは、国際協力銀行がアンカー投資家として最大1億ユーロの出資を予定している。