2022年04月12日
北海道大学内にバイオマテリアル構造設計部門 開設
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:北海道大学

 北海道大学と新田ゼラチン(大阪府八尾市、尾形浩一社長)は11日、靱帯再建術用コラーゲン製人工腱の研究開発を目的とした産業創出部門を4月1日付で開設したと発表した。
 同大学の近藤英司教授(病院 産学・地域協働推進機構)と、柚木俊二 特任教授(産学・地域協働推進機構)が研究指導する。
(産業創出部門)
▽名 称 :バイオマテリアル構造設計部門
▽場 所 :北海道大学フード&メディカルイノベーション(FMI)国際拠点
▽期 間:令和4年4月1日 ~ 令和6年3月 31日
 近藤教授と柚木特任教授は、コラーゲン線維ゲルの連続成型技術を用いたコラーゲン人工腱を独自開発。自家腱移植が不要な靱帯再建術の実用化をめざし、従来の自家腱移植で課題となっている患者への侵襲性の解決による社会貢献を目指す。コラーゲン人工腱を用いた靱帯再建術を実用化することで従前と同等の運動機能を取り戻すことが期待される。