2022年04月12日
UBE、「カーボンニュートラル」へ新目標設定
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:UBE

UBEは12日、地球環境問題への取り組みにおける同社グループの中期(2030年度)目標を見直し、温室効果ガス(GHG)排出量を2030 年度までに 50%削減(2013年度比)し、「環境貢献型製品・技術」の連結売上高比を 60%以上とする新たな目標を策定したと発表した。

UBEグループは、2021年に「2050 年カーボンニュートラルへの挑戦」を発表したが、その際に公表した中間目標を今回見直し、さらに高い目標を以下の通り掲げた。

■2030 年度目標
▽GHG 排出削減目標 : 50%削減(2013 年度比) [従来は化学部門で 20%削減]
▽「環境貢献型製品・技術」の連結売上高比目標 : 60%以上 [従来は 50%以上]

■カーボンニュートラルに向けた施策
(1)省エネ推進・プロセス改善
 生産活動における徹底した省エネ推進・プロセス改善に継続的に取り組むことで、化石資源利用の極小化等を推進する。
(2)再生可能エネルギー利用の最大化
 工場における太陽光発電の導入及び風力や太陽光、バイオマスなど再生可能エネルギー由来電力の調達を推進し、再生可能エネルギーの利用を最大化する。
(3)事業構造改革
 スペシャリティ製品へのシフトは、化石資源の利用極小化等による GHG 排出量削減とともに、原燃料などの市況に大きく左右されないレジリエントな事業構造への転換に繋がる。UBE グループは、収益性・成長性の面からもスペシャリティ製品を中心とする環境負荷の低い事業構造を目指すとともに、ベーシックケミカル製品の高付加価値化や事業の構造改革も進める。
(4)革新的な技術開発
2050 年のカーボンニュートラル達成には革新的な技術開発が不可欠であることから、中長期的中長期的な視野で、他社等との協業を含めた原料の非化石化や CO2 利活用技術の研究開発・実用化にも取り組む。

ニュースリリース参照
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1649746212.pdf