2022年04月14日

東大、海洋生物をヒントに超強力な水中接着剤開発

【カテゴリー】：ファインケミカル 【関連企業・団体】：東京大学

東京大学大学院 工学系研究科の江島広貴准教授（マテリアル工学）らの研究グループは13日、海洋生物の接着メカニズムにヒントを得て、超強力な水中接着剤を開発したと発表した。 海洋生物からヒントを得たバイオミメティクスにより、接着強度10 MPaを超える水中接着剤の開発に成功した。 スチレンユニットにフェノール性水酸基（注3）を4個および5個もつ高分子を、世界で初めて合成した。 接着剤は湿潤環境下でも強い接着力を発揮するため、手術用接着剤などへの応用が期待できる。 同研究成果は、4月13日に英国科学雑誌「Nature Communications」のオンライン版に掲載された。 ニュースリリース参照 https://release.nikkei.co.jp/attach/630438/01_202204131649.pdf