2022年04月14日

TOYO、丸善石化とエチレン設備 DX-PLANTサービス契約

【カテゴリー】：行政/団体 【関連企業・団体】：東洋エンジニアリング

東洋エンジニアリング（TOYO）は14日、丸善石油化学とエチレンプラントを対象に「DX-PLANT」のサブスクリプション型契約を締結したと発表した。DX-PLANTのエチレンプラントへの適用は初めて。 　DX-PLANTとは、プラント操業効率化を図るためにクラウド上に実装される DX サービス基盤のこと。両社は2019年、プラント運営の効率向上と DX-PLANT技術の実証を目的に覚書を締結し、共同でソリューションを構築してきた。両社は今後も実証を続ける。TOYOは同技術を他のプラントへも展開していく方針だ。三菱重工コンプレッサとも業務提携した。 【ソリューションの概要】 ＜分解ガス圧縮機運転の最適化＞ ◆性能モニタリング 　プロセスシミュレーションを常時行い、運転状態に応じて変化するガス組成・フローバランス等を算出し、圧縮機の効率・動力をリアルタイム、かつ正確に得ることで以下の2項を実現する。 （1）余力を見極めた圧縮機の最適運転による生産量増大 （2）圧縮機の洗浄油注入タイミング最適化による運転費用低減 ◆異常予兆検知・原因分析 　圧縮機の運転状態を基にリアルタイムで異常予兆を検知し、原因を分析したうえで推奨対策案を提示する。 ＜RL-Tracker＞ ■エチレン分解管表面温度(TMT*2)推算・予測による分解炉運転計画の最適化支援 　分解炉の運転データによるTMTの推算モデルを持ち、将来の運転条件を入力することでTMT予測のケーススタディを実施し、分解炉運転計画の最適化が実現可能 ＜運転データ可視化ダッシュボード＞ ■上記の解析結果とともに、プラントの運転データをクラウド上に集約・可視化し、プラント内外から様々なデバイスでアクセスできる環境を構築 ■エンジニアリング知見を基にシステムを構築。プラントオペレーション関係者の業務判断の効率化サポート ＜ニュースリリース参照＞ エチレンプラント向けDX-PLANTサービス契約を丸善石油化学と締結 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1649914315.pdf TOYO starts DX-PLANT service for Ethylene Plant of・・・ https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1649914315.pdf