2022年04月14日
デンカ、ヘルスケア事業拡大へ110億円 戦略投資
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五泉事業所鏡田工場外観イメージ

 デンカは14日、ヘルスケア事業強化のため、検査試薬の製造拠点である五泉事業所鏡田工場(新潟県五泉市)に約 110億円を投じて、抗原迅速診断キットおよび検査試薬の生産能力の増強を図ると発表した。またデジタライゼーションによる業務・生産・物流プロセスを改革し競争力を強化する。

 同社ヘルスケア事業の中核である検査試薬分野は、新型コロナウイルス感染症などにより、マーケットが急激に変化している。このため新たに製造棟を建設し、生産能力増強だけでなくデジタライゼーションによってコスト競争力を強化し、増大するする検査需要に対応し、世界の感染症対策に貢献する。

■戦略投資による強化ポイント
(1)新型コロナウイルスをはじめとする抗原迅速診断キットの生産能力を約 2.5 倍増強する。
(2)検査試薬の生産能力を約 2 倍に増強する。
(3)デジタライゼーションによる業務・生産・物流プロセス改革・自動化などによりコスト競争力強化(自動化倉庫、無人搬送車両、MES(情報システム) を図る。

■投資概要
・投資拠点:五泉事業所鏡田工場(新潟県五泉市)
・新棟概要:総延べ床面積 16,600 平方メートル、地上 4 階建
・投資金額:約 110 億円(見込み)
・竣工時期:2024 年度下期(予定)

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1649914755.pdf