2022年04月15日 |
丸紅、サウジの海水淡水化プラントが運転開始 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:丸紅 |
丸紅は15日、サウジアラビアのシュケイク3造水プロジェクトについて、Abdul Latif Jameel Commercial Development Company (アブトゥル・ラティフ・ジャミール=ALJ)などと共同出資する(丸紅出資率45%)海水淡水化プラントが商業運転を開始したと発表した。 同プロジェクトは、Shuqaiq Three Company for Waterが紅海沿岸のシュケイク地区に、逆浸透膜(RO膜)方式の海水淡水化プラント(造水容量450,000m3/日、人口約2百万人相当分)を建設し、25年間にわたりり同国の国営水会社に売水する計画。 サウジアラビアをはじめとした中東湾岸諸国の水需要は、経済成長や人口増加を背景に急増大している。また、再生可能エネルギー等の発電方式の多様化を背景に、火力発電設備との併設を前提とせず単独での造水が可能なエネルギー効率の高いRO膜方式の海水淡水化案件への志向が高まっている。丸紅はこれまでのノウハウを活かし、水資源の乏しい地域で安定的に安全な水を供給することで、持続的な社会の構築に貢献する。 ■プロジェクトの概要 (1)事業会社名:Shuqaiq Three Company for Water (2)出資比率 :丸紅45%、ALJ 30%、Rawafid 15%、Acciona 10% (3)所在地 :サウジアラビア王国紅海沿岸のシュケイク地区 (4)造水容量 :450,000m3/日 (5)運転開始 :2022年1月9日 (6)売水先 :SWPC (7)売水期間 :25年間 |