2022年04月21日
東レ、JIS対応の耐水性と通気性を両立/防護服 開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:東レ

東レは、高い粉じん防護性および耐水性と通気性を両立する生地を用い、さらに縫い目部分にシームテープを付けて製品の耐水性を高めたスプレー防護服「リブモア 4500AS」を開発した。5月9日から日本国内向けに販売を開始し、2022年度に年間5万着、2025年度に年間50万着の販売を目標す。

 耐水性と通気性を両立する生地を用い、縫い目にシームテープも付けることで、「JIS T 8115化学防護服タイプ4」に適合する安全性と快適性を両立させた。

 生地は2021年に同社が開発した。緻密性の高い特殊耐水層(メルトブロー不織布)を、耐久性の高いスパンボンド不織布で挟み込んだ3層構造。
 
 特殊耐水層の不織布を極めて緻密な構造に制御することにより、従来のSMS(スパンボンド・メルトブロー・スパンボンドの3層不織布)製法では難しかった耐水圧1,000mmH2Oを実現しながら高い通気性を併せ持つ。生地には帯電防止機能も付与した。