2022年04月22日 |
東北大「スピントロニクス融合半導体拠点」スタート |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:東北大学 |
東北大学は22日、文部科学省に提案した「スピントロニクス融合半導体創出拠点」計画が採択されたと発表した。スピントロニクス ( 英: spintronics )とは、 固体 中の 電子 が持つ 電荷 と スピン の両方を工学的に利用、応用する分野のこと。 スピン とエレクトロニクス( 電子工学 )から生まれた造語。 大学では今後、連携機関・協力機関とともに、我が国が先導してきた省電力化のゲームチェンジ技術であるスピントロニクスを中核に据え、革新的省エネ半導体創出と高度人材育成を進め、社会・産業に貢献することを目指す。 文科省は、カーボンニュートラル2050やデジタル社会の実現、経済安全保障の確保に向けて重要な役割を果たす革新的半導体集積回路の創生をめざしている。我が国の強みを活かした研究開発及び人材育成のための中核的なアカデミア拠点を形成するため「次世代X-nics半導体創生拠点形成事業」を開始することにした。 今後、令和4年度から13年度までの10年間にわたり、連携・協力機関とともに研究を推進する。将来は光・ニューロ・トポロジーとエレクトロニクスの融合領域や、医療・宇宙・情報セキュリティ等の応用分野を開拓し、新学理と情報社会の変革を先導するなど、我が国の半導体に係る研究開発力の向上に寄与していく方針だ。 (参考) 東北大学ホームページ : https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20220422_01web_x-nics.pdf |