2022年04月26日 |
旭化成ホームズ、2階建て邸宅専用の新躯体構造 開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:旭化成ホームズ |
旭化成ホームズは26日、40~60坪程度の2階建て邸宅を想定した新躯体「重鉄制震・デュアルテックラーメン構造」を開発したと発表した。新モデルによる、創業50周年記念商品「 HEBEL HAUS RATIUS/RD 」を4月28日から販売開始する。 ■新躯体「重鉄制震・デュアルテックラーメン構造」とは 強靭な柱と梁で構成される重鉄制震・システムラーメン構造と、地震エネルギーを効果的に減衰することができるハイパワード制震ALC構造という、2つのテクノロジーを組み合わせることで、2階建ての邸宅において、重鉄制震・システムラーメン構造の特長であるダイナミックな居住空間を実現した。特に2階部分は、柱と梁のみで構成されるため、大空間を確保することができる。 ■重鉄制震・システムラーメン構造に対して、過去13万棟を超える供給実績を持つ制震デバイスを組み込んだ。それにあたり制震デバイスによる地震動減衰力を最大限発揮することができる独自の接合部材「アダプティブジョイント」を開発。さらに、柱と基礎とを接合する独自の柱脚部「フレキシブルジョイント」の採用と併せて、地震動エネルギーの大半を1階に設置した制震デバイスで吸収することが可能となり、基礎にかかる負担を軽減しする。基礎については配筋を補強しつつ、これまで最も施工実績が多い2階建て用の基礎仕様をベースにできるため、既存の施工体制で対応ができる。過酷な条件で実験を行い性能を確認済みだ。 |