2022年05月09日 |
AGC、タイ2拠点の苛性ソーダ、PVC能力拡大 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:AGC |
AGCは6日、インドシナ半島のクロール・アルカリ事業統合新社、Vinythai Public Company(2022年7月設立予定)のタイ2拠点の生産能力増強を決めたと発表した。稼働開始は2025年第1四半期の予定。投資総額は過去最大の1,000億円以上となる見込み。 増強により、AGCグループの東南アジア地域におけるクロ・アリ製品の年間生産能力は、苛性ソーダ164万トン(現有142万トン)、塩化ビニルモノマー(VCM)170万トン(同130万トン)、塩化ビニル樹脂(PVC)160万トン(同120万トン)に拡大する。 東南アジアの苛性ソーダおよび塩化ビニル樹脂(PVC)の需要は、堅調な経済成長を背景に、年4%程度の成長が見込まれている。今回、こうした伸びに対応するためタイでの増強を決めた。現地環境当局による環境影響評価承認を得しだい増設工事に着手する。増強にあたっては、環境負荷低減のため、エネルギー効率や生産効率を向上させた最新の環境対応技術を導入する。 (参考) ◆タイの2拠点 :現Vinythai Public Company Limitedおよび現AGC Chemicals (Thailand) Co., Ltd. ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1651812631.pdf |