2022年05月12日 |
三菱ガス化、ポリプラの中国POM企業へ出資決る |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:三菱ガス化学 |
三菱ガス化学は12日、中国に新たにポリプラスチックスが設立する年産15万トンのポリアセタール(POM)製造会社に子会社を通じて出資することを決めたと発表した。 POM は、耐摩擦性・耐薬品性等に優れたエンジニアリングプラスチックスで、自動車、電気・電子、精密機器等の分野で安定した市場成長が見込まれている。同社はPOM 事業を「差異化事業」と位置付け、競争優位性のある事業として更に強化していく方針だ。 同社は現在、四日市、タイ、韓国、中国(南通)と世界4カ所に POM の製造拠点を持ち、年間約 20 万トンの供給能力を有している。このうち中国では南通経済開発区の方針により、2021 年 3 月に同北区にある化学工業企業の操業停止要請を受け、PTM Engineering Plastics (Nantong) Co., Ltd.が保有する南通工場からの代替供給体制について検討を進めていた。 今回、ポリプラスチックスが年間 15 万トンの POM 中国製造拠点を新設する計画を進めていることから、同社は 100%子会社のグローバルポリアセタール社を介して、中国 POM 製造会社の事業管理会社であるピー・ホールディングス株式会社に 30%の出資を行うことにした。なお、ピー・ホールディングスは、三菱ガス化学の持分法適用会社となる予定だ。 ・中国におけるポリアセタール製造会社への出資に関するお知らせ https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1652337615.pdf ・2022年3月度決算短信 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1652337615.pdf ・自己株式の取得に係る事項の決定および自己株式の消却に関するお知らせ https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1652337615.pdf |