2022年05月18日

三菱ガス化、米べクトン社とシリンジ開発で提携

【カテゴリー】：経営 【関連企業・団体】：三菱ガス化学

三菱ガス化学は18日、最先端の生物学的製剤に適した投与方法を開発するため、米国の Becton, Dickinson and Company（BD＝本社：ニュージャージー州）と業務提携協議を開始すると発表した。 　医療機器の世界的なリーディングカンパニーのBD と 、R&D に特化した三菱ガス化学は、同社が開発した樹脂とガラスの利点を併せ持つ OXYCAPTの更なる活用を推進するため、以下のように業務提携協議を開始する。 　両社は、最先端の技術をプレフィルドシリンジ（PFS）に適用することに共同で取り組み、OXYCAPT技術を最先端のバイオ医薬品向け次世代プレフィルドシリンジに適用することを目指す。 　とくに近年は、mRNA やウイルスベクター、革新的な抗体医薬を PFS で保管する際の安定性等に問題が指摘されており、両社は新しいバイオ医薬品を投与するための実践的な手法の開発に着手する。なお、両社は、サステナビリティの強化と二酸化炭素排出量の削減に共通の意識を有している。 【OXYCAPTシリンジの概要】 ◆OXYCAPT シリンジは三菱ガス化学が開発した多層構造のプラスチック製プレフィル用シリンジ。酸素バリア性、水蒸気バリア性、UV バリア性、低溶出性、破損耐性、軽量性等を有しており、バイオ医薬品や再生医療での採用が期待されている。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1652852465.pdf