2022年05月19日 |
東北大、柔らかくて硬い生体骨に近い金属材料 開発 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:東北大学 |
東北大学、日本原子力研究開発機構などの共同研究グループは19日、柔らかくて硬い、生体骨に近い特性の金属材料を開発したと発表した。 今まで実現できなかった、骨との高い力学的親和性と耐摩耗性を両立させたCoCr(コバルトクロム)系生体用金属材料を開発した。優れた超弾性特性を示すことから、多機能性生体用金属材料として有望となる。 骨に匹敵する柔らかさ(低ヤング率)と、高い耐食性・耐食性を両立させた、バランスに優れた生体材料で、インプラントによる骨萎縮の解決が期待できる。耐摩耗性および優れた超弾性特性と4拍子そろっているため、人 工関節、ボーンプレート、脊髄固定器具やステントなどへの応用も可能だ。 1.65%の大きな変形に対して1000万回以上の疲労寿命を実現した。 同成果は5月9日付のドイツ科学誌「Advanced Materials」に掲載された。 ニュースリリース参照 https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20220519_02web_cocr3.pdf |