2022年05月23日 |
三菱ケミのバイオエンプラ、スズキ車外装に採用 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:三菱ケミカル |
三菱ケミカルホールディングスグループは23日、同社のバイオエンプラ「DURABIO(デュラビオ)」が、自動車メーカースズキが2021年12月に発売した「S-CROSS」のフロントグリルに採用されたと発表した。「DURABIO」がスズキの自動車の外装部品に採用されたのは初めて。 「DURABIO」は、再生可能な植物由来原料であるイソソルバイドを使用したバイオエンプラで、耐衝撃性、耐候性、耐熱性などの点で、従来の一般的なエンプラよりも優れた性能を有している。また、発色性が良く、着色剤を配合するだけで、光沢のある高度な意匠性を実現する。表面が硬く、擦り傷が付きにくいという特長もあるため、塗装・コーティング工程が不要となり、製造時に発生する VOC(揮発性有機化合物)を低減することができる。 これまでスズキには内装部品として採用されてきたが、今回、外装部品に求められる耐衝撃性および耐候性を向上させるなどの特性が評価され、外装での採用となった。 三菱ケミカルグループは、自動車内装意匠部品や、より大型の外装意匠部品への「DURABIO」の用途展開を通じて、引き続き環境にやさしいクルマづくりに貢献していく方針だ。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1653280764.pdf |