2022年05月30日 |
東北大、高価な金属元素を使わない抗菌性ナノ材料開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:東北大学 |
金属の中には、銀や銅のように抗菌作用を示す元素があることは知られているが、東北大学大学院の長尾大輔教授らの研究グループはこのほど、ポリスチレンをナノサイズで粒径を揃えて合成する技術を確立し、金属元素に依存しない抗菌性ナノ粒子の実現に成功したと発表した。 銀のように高価な金属元素を使わずに、抗菌性を発現する粒径200 nm以下のナノ粒子状ポリマーを合成することに成功した。キリンホールディングスと共同研究した。 開発したナノ粒子状ポリマーは水中でも安定で、長期保存が必要な水溶液系における菌体の増殖抑制に期待できる。同成果は、4月25日にACS Applied Bio Materials に掲載された。 ニュースリリース https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20220527_01web_polymer.pdf |