2022年06月03日 |
帝人、気候変動対策の推進を求めるJCI声明に賛同 |
【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:帝人 |
帝人は3日、気候変動イニシアティブ(JCI)が発信した、現在のエネルギー危機の状況下でも気候変動対策を強化し、再生可能エネルギーの導入を推進することを日本政府に求める声明に賛同したと発表した。 このところ、ウクライナ危機に伴う原油や天然ガス価格の高騰などによって、エネルギーの供給が世界的に不安定化しており、化石燃料への依存が大きい日本はその影響を強く受けている。本声明は、そのような状況下にあっても、気候変動対策をあいまいにすることなく、省エネ化・効率化の徹底によりエネルギーの総使用量を減らすとともに、世界情勢に左右されない再生可能エネルギーの導入を一層強力に推し進めることを政府に求めるものとなっている。 同社はJCIのメンバーであり長期ビジョンに「未来の社会を支える会社」をめざすことを掲げている。持続可能な社会の実現に貢献する企業として今回声明への賛同を決めた。帝人グループはCO2排出量を2050年度までに実質ゼロにすることを掲げている。また、国内化学メーカーで初めて自社の温室効果ガス削減目標が「2℃を十分に下回る目標水準(WB2℃)であるとして、SBT(サイエンス・ベースド・ターゲット)の認定を取得している。 <用語の解説> ・気候変動イニシアティブ(Japan Climate Initiative) :2015年のパリ協定成立を受けて、2018年に発足した。気候変動対策に積極的に取り組む企業や自治体、NGOなどの情報発信や意見交換を強化することを目的としたネットワーク。 ニュースリリース https://www.teijin.co.jp/news/2022/06/03/20220603_01.pdf |