2022年06月03日 |
産総研、見えない静電気分布の発光、可視化に成功 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:産業技術総合研究所 |
産業技術総合研究所センシングシステム研究センターの菊永和也チーム長らは2日、電荷に反応して発光するセラミックス微粒子を発見し、目に見えない静電気を目視やカメラで可視化する世界初の静電気発光センシング技術を開発したと発表した。 これまでにもさまざまな静電気センサーが開発されてきたが、従来の静電気センサーは、表面に凹凸のある対象物は正確には測定できない。また、移動している状態や、測定環境が変化する状態での測定には対応できなかった。 今回開発した技術は、静電気の発生を発光で可視化する新しいセンシング技術。対象物に静電気で緑色に発光するセラミックス微粒子を塗布したり、合成樹脂に添加したフィルムを接着したりすることで、静電気を肉眼で観察することができる。技術の詳細は6月2日に「Scientific Reports」で発表された。 ニュースリリース https://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2022/pr20220602/pr20220602.html |