2022年06月14日
三井化学ファイン、眼鏡レンズの色覚刺激 共同研究
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三井化学ファイン

 三井化学ファイン(東京都中央区、西山泰倫社長)は14日、東北大学大学院医工学研究科および、Innochi、エスエイビジョンとの4者で「メガネレンズの色覚刺激が運動機能調整能力に及ぼす効果」について、共同研究契約を締結したと発表した。共同研究期間は2022年4月~24年3月の2年間。

 Innochi は、カラーレンズの色調により運動調節機能が異なる可能性に着目して「イノチグラス」という概念を提案し、身体機能を強化する事業を創業した。エスエイビジョンは、さまざまな色調のカラーレンズを提供し、イノチグラスの概念から導かれたフィジカルサポートカラーを実装したメガネ製品を販売。三井化学ファインは、三井化学グループが保有するビジョンケア材料の知見を活用し、フィジカルサポートカラーを含む新たなソリューションを展開中だ。

 今回4者は、個人に適した色調による運動調節機能の影響について、科学的なエビデンスを検証する目的で共同研究に着手した。東北大学大学院医工学研究科は「動き」の評価とその質の向上・低下に関わるメカニズム解析を介して、フィジカルサポートカラーの医工学的検証を行う。

【4者の役割分担】
▽Innochi  :イノチグラスの技術・情報提供
▽エスエイビジョン(メガネレンズ、眼鏡等の販売):フィジカルサポートカラーの提供、情報提供
▽三井化学ファイン :4者共同研究の推進
▽東北大学大学院 医工学研究科 :運動調節機能計測、運動機能評価、データ解析、研究進捗管理

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1655175605.pdf