2022年06月14日 |
帝人、スペイン商社とスーパー大麦代理店契約 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:帝人 |
帝人は14日、スペインの食品商社である Emilio Pena S.A( EPSA社 )とスーパー大麦「バーリーマックス」の販売代理店契約を締結し、欧州市場に向けて本格進出したと発表した。 今後、EPSA社が販路を持つスペインおよびポルトガル市場で、主にパンやシリアル用途向け市場をターゲットに「バーリーマックス」の採用を拡大し、機能性食品素材市場でのプレゼンス向上を図る。 欧州では大麦がパンやシリアルの材料として一般的に使用されており、市民の食文化に浸透した素材として親しまれている。そのため、大麦の需要量は日本と比較しても大きく、シリアル用途として約15倍、パン用途として約30倍以上の市場が見込まれる。 さらに近年は健康志向の高まりによって、「食物繊維含有」を訴求した健康系のパンやシリアルの販売量が増加し「食物繊維含有」を訴求した健康系のパンやシリアルの販売量が増加している。食物繊維を多く含む高機能で、かつ大麦特有の苦みがなく、旨味や甘味をもった大麦が求められている。 同社はこうした市場環境を踏まえ、豊富な食物繊維と優れた栄養バランス、一般的な大麦よりも甘味を有する「バーリーマックス」を欧州市場に投入する準備を進めてきた。今回、その第一歩として、EPSA社と契約を締結した。 |