2022年06月17日 |
デンカなど「CO2を用いたコンクリート開発」始動 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:デンカ |
デンカは17日、鹿島建設、竹中工務店との3社を幹事会社とするコンソーシアムが、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「グリーンイノベーション基金事業/CO2を用いたコンクリート等製造技術開発」に提案し採択された開発プロジェクトに対して検討・準備してきたが、今月14日、民間企業44社、10大学、1研究機関で構成するコンソーシアムが一堂に会してキックオフ会議を開催、プロジェクトが本格始動したと発表した。 「グリーンイノベーション基金事業」は、「2050 年カーボンニュートラル」の目標達成に向け、NEDO に2兆円の基金を造成し、官民で取り組むプロジェクトに対して、10年間、研究開発・実証から社会実装までを継続して支援する事業。 同コンソーシアムは、2030年までにカーボンネガティブコンクリートの CO2排出量の削減・CO2固定量の増大を図るとともに、コスト低減を実現する製造システムの確立に取り組むもので、あわせて、確立した技術の品質管理・CO2固定量評価手法に関する技術の開発していく方針だ。 今回のキックオフ会議では、事業戦略ビジョンや今年度の研究開発の実施計画等について議論した。コンソーシアムの総力を結集して、コンクリートへ CO2を固定化する独創的かつ革新的な技術開発を積極的に進めるとともに、一日も早くそれらの技術を社会実装し、地球温暖化対策に貢献していくことを確認した。 ◆コンソーシアム参加企業・大学・研究期間(ニュースリリース) https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1655438707.pdf |